MTConnectとは
別名・別表記:エムティーコネクト
MTConnectとは、工作機械から稼働データを読み出すことに特化した通信規格である。読み取り専用で、設備へ指令を書き込む機能を持たないため、既存設備に接続する際の安全性が高い。
OPC UAとの違い
最も実務的な違いは、MTConnectが読み取り専用である点です。設備に対して値を書き込む経路が規格上存在しないため、稼働監視の目的で既存設備に接続する場合、設備側への影響を心配する必要がありません。
OPC UA は読み書き双方に対応し、工作機械以外の設備も広くカバーします。適用範囲が広い分、設定と設計の負荷は大きくなります。
| MTConnect | OPC UA | |
|---|---|---|
| 主な対象 | 工作機械 | 産業設備全般 |
| 書き込み | 不可(読み取り専用) | 可能 |
| 導入の負荷 | 比較的軽い | 設計が必要 |
| 稼働監視での位置づけ | 目的に合致 | 汎用的 |
中小製造業での実際
稼働監視だけが目的であれば、MTConnect で足ります。ただし国内で流通している設備の対応状況は OPC UA ほど広くないため、まず自社設備が対応しているかの確認が先です。
両対応の製品も存在します。設備が混在している工場では、収集側が両方に対応しているかを製品選定の条件に入れておくと後の拡張が楽になります。
最終更新:
関連する用語
- OPC UA — OPC UAとは、製造設備どうしがメーカーの違いを越えてデータをやり取りするための、産業用の通信規格である。データの中身の意味づけ(情報モデル)まで規定している点が、単なる通信手順の規格との最大の違い。